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土佐経済同友会における
体験ワークショップ

  • 日時:2019年11月9日13:30〜17:00
  • 場所:高知工科大学永国寺キャンパス
  • 実施体制:本研究所の中川・西條が、土佐経済同友会のニーズを聞き取りながら、ワークショップにおける討議内容や手順を検討しました。
  • 討議参加者:土佐経済同友会の約20名の会員

目的

土佐経済同友会は、2020年度に、フューチャー・デザインの考え方を用いて、高知県10年ビジョンを策定する計画を持っています。
今回の体験ワークショップは、土佐経済同友会のより多くの会員の方々に、フューチャー・デザインの考え方をご理解いただくことを目的として、実施しました。
同友会ではなく本研究所が主導する実施体制をとったのは、同友会自身が今回の実践からアウトプットを得るのが目的ではなく、そのための準備が目的だったからです。

方法

土佐経済同友会は2011年12月、「高知県10年ビジョンの提言」を公表し、その中で、7つのサブビジョン((1)〜(7))を提示しました。
今回のワークショップでは、これら7つのサブビジョンのうち、参加者が高い関心を寄せる3つをあらかじめ特定しました。そして、当日、各参加者は3つのサブビジョンに対応する3テーマのうち、いずれか1つを選びました。

ワークシップ全体の様子

グループに分かれてのワークシップ中

同じテーマを選んだ人たちは3〜4名で1グループを構成し、グループとして2040年の高知のビジョンを描きました。テーマの一例は、「参加者が2040年にタイムスリップし、そこで生活することになったとして、今2040年の高知県の中山間地域がどのような姿になっているかを描く」というものです。

未来人になったときの言葉の表現についてのレクチャー



以下は当日のタイムテーブルですが、このうち第4部が将来人になりきって将来像を描く、今回のワークショップのメイン部分です。

ワークシップ進行案

特筆事項

本実践では、メイン部分に先立つ準備の第三部において、はじめて、「今を疑う」手法を採用しました。これによって、第4章において、スムーズに未来人になりきることができるようになったと期待できます。


(文責:中川善典)


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