設立趣旨

脳科学と情報通信・AI技術がもたらす未来社会

 脳コミュニケーション研究センター(Research Center for Brain Communication: BrainCom)は、脳科学、情報通信技術(ICT)、そして近年急速な発展を遂げた人工知能(AI)技術を核とし、様々な学術領域の知見を高度に融合することを通じて、脳科学の基礎研究の推進、ならびに新しいコミュニケーション関連技術の開発のための学際的研究拠点として、2012年4月に本学総合研究所に設置されました。

 ・脳の中のコミュニケーション

 ・脳と世界のコミュニケーション

 ・脳とAIのコミュニケーション


をキーワードに、神経ネットワークから、人と人、人とAIとのコミュニケーションまでを包括的に科学する「脳コミュニケーション科学」の創出を目指しています。

 高知県は高齢者人口の増加に伴い中山間地域の過疎化も著しく、健康・医療・福祉の充実や、伝統的文化の継承等、喫緊の課題を多く抱えています。このような地理的状況からのニーズと、世界最先端の科学技術とを融合して、グローバルに研究・開発を展開することを視野に入れています。その中で、人材ならびに情報を交流し連携することで、研究の推進と人材の育成を図り、地域に根差した教育・研究の場を作り、同時に、国際的研究の拠点となるよう取り組んでまいります。
 さらに、シンポジウム等を開催して、本研究センターの活動内容や研究成果、脳コミュニケーション科学に関する科学的啓発活動など積極的な情報発信にも努めていきたいと考えております。